高額医療費制度(高額療養費制度)をしっかりと理解する!

ココでは医療保険の加入には密接に関係してくる「高額療養費制度(高額医療費制度)」についてまとめていきたいと思います。高額療養費制度をきちんと理解する事によって、
 入院で実際にはいくらの治療費がかかるのか?
 思った以上に入院の治療費はかからない?
という事がわかるかと思います。

この国からの制度を踏まえた上で医療保険の入院日額などを決めるのも良い方法だと思いますのでご参考にしてください。

■高額療養費制度とは?:重い病気や怪我などで長期にわたって入院をしたり、治療自体が長引く場合には医療費の自己負担額がどうしても高額になるケースが出てきます。そこで月の初めから終わりまでで一定額(自己負担限度額)を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度として高額療養費制度があります。

ただし、入院時の食事代や差額ベッド代、その他入院生活に掛かる費用は含ませません。では高額療養費制度によって支給してくれる費用と言うのはどのくらいになるのでしょうか?簡単な例を元にご説明をさせて頂きます。

■高額療養費制度を使った場合の自己負担額とは?
 上位所得世帯(標準報酬月額53万円以上の方):150,000円+(総医療費-500,000円)×1%
 一般所得世帯の方:80,100円+(総医療費-267,000円)×1%
 低所得世帯の方:35,400円※これが自己負担額の計算方法になります。

では実際に月の治療費が100万円だった場合、上記3つの所得世帯の「総医療費」の部分に100万円を入れて計算をしてみてください。

一般的には一般所得世帯が当てはまるかと思いますので例としてあげますと、80,100円+(1,000,000-267,000円)×1%=110,763円が自己負担額という事になります。

住民性が非課税(支払う義務のない方)は低所得者世帯となりますので、どんな治療費の総額でも自己負担額は35,400円という事になるのです。

■高額療養費制度の申請方法とは?:お持ちの保険証に記載されている団体ごとによって、問い合わせ先は異なります。
 健康保険
 国民健康保険
 共済組合
 後期高齢者医療制度
によって異なってきますので、あなたの加入している団体に連絡をして申請をする必要が出てきます。

高額療養費制度がある程度でも理解出来ると?

16上記で高額療養費制度の簡単な試算方法などをお伝えしました。要は長期入院などをしたとしても、実際に負担する治療費・入院費は80,000円~100,000円ほどで済むのです。これがわかると、医療保険で設定をする入院日額についても考え方が変わるかもしれません。

例えば一ヶ月間入院をしたとしましょう。今加入している医療保険の入院日額が10,000円の場合、10,000円/日×30日間=300,000円の保険金が降りてくるわけです。

しかし実際には100,000円ほどの治療費しかかかっていない。もし個室に入らない場合では、入院日額が10,000円も必要ない!という考え方にもなりますよね。そうすれば医療保険の保険料を節約する事も出来ます。しかも月に100,000円程度でしたらすぐに支払う余裕がある、と言う方に関しては医療保険自体が必要ない!と考える方もいます。

ただココで注意をして欲しい事が一つだけあります。それは「病院側の都合」も絡んでくる、という事です。どういう事かと言いますと、あなた自身は個室に入るつもりはないと考えていたとしても、病院側の都合で無条件で個室に入らなくてはならない場合もあるという事です。

この場合は差額ベッド代は発生しますので、すべてがあなたの思い通りに進むわけでもない!という事は覚えておいて頂きたいと思います。病院側も経営をしていかなくてはいけないですし、ベッドの数も決められていますからね。

こういった病院側の都合と言うのは、実は医療保険には密接に関係してくるケースが多いです。病院側の都合についても熟知しているFPと言うのもあまりいませんので、やはりココでも経験値の高い、勉強家のFPに色々と相談をした方が保険料の節約や安心にも繋がるという事なのです。